どうもこんにちは、山田です。
さて私は現在、有給休暇消化中の身であり、次に新しく勤める会社が決まっている状況にあります。
私の転職について詳しいことは前回の記事に記載致しましたので、よろしければご覧下さい。
【私の話】約4年勤めた会社を退職し、転職することになりました。
有給休暇消化に入ってすぐハローワークに雇用保険被保険者証の再発行に向かったところ、私が今まで雇用保険に加入していなかったという衝撃的な事実が発覚しました。
こちらでは
- 雇用保険に関するあれこれ
- 私が雇用保険未加入にあたって行動したこと
についてお話していきます。
- 雇用保険、雇用保険被保険者証とは?
- ハローワークへ行くことになった経緯
- ハローワークで雇用保険の未加入が発覚する
- 事実確認のため会社へ電話する
- 雇用保険未加入の理由と今後の対応について
- ついでに厚生年金加入についても照会してきた
- 追記!雇用保険番号の知らせが転職前にやってきた
- 終わりに
雇用保険、雇用保険被保険者証とは?
雇用保険とは従業員の雇用の安定や促進を目的として作られた公的な保険制度です。様々な給付制度があり、失業した際に一定期間給付金を受け取ることができる「基本手当(失業給付)」がよく知られています。
(雇用保険とは? - 制度の内容・給付や被保険者の種類・加入条件など より引用)
雇用保険は正社員ならばほぼ全員、パートや派遣社員ならある一定の条件を満たせれば加入ができる制度です。
もし正社員でも会社から雇用保険に入れないと言われている方は、法律違反に該当しますので問答無用でハローワークへ通報しましょう。
雇用保険被保険者証は、雇用保険に加入していることを証明する保険証(書類)になります。
最初に雇用保険に加入した会社でもらえる書類で、見た目は短冊のような細長い形をしています。
基本的には雇用保険加入者に手渡す書類ですが、紛失防止のため、中には会社で保管する場合もあるようです。
ハローワークへ行くことになった経緯
新しく勤める会社と面談した際、『「雇用保険被保険者証」を入社時に用意してね』という指示がありました。
雇用保険被保険者証…それは私が今までで初めて耳にした書類でした。
ひとまずGoogleで検索してみた結果、上記のようなことが分かりました。
ただ、私の手元にはその雇用保険被保険者証はありません。
今の会社にも確認はしてみましたが、「こちらの手元にはない」と総務は言い切られてしまいました。
そこで更に詳しくGoogleで調べてみたところ、雇用保険に関する業務はハローワークが担当しており、最寄りのハローワークで雇用保険被保険者証の再発行ができるということを知りました。
ハローワークでは、
- 印鑑
- 本人確認ができる身分証(免許証などの顔写真付きが望ましい)
- 勤め先の情報(社名・住所・電話番号)
を用意していけば、雇用保険被保険者証を再発行してくれます。
そのため、有給休暇に入ってすぐハローワークに行くことにしました。
有給休暇に入ってすぐハローワークへ行こうと思ったのは、何となく嫌な予感がしたためです。
ただこの時点では、私は雇用保険被保険者証を過去にもらっていたけれども、自分の不注意で紛失してしまったと考えていました。
ハローワークで雇用保険の未加入が発覚する
ハローワークで雇用保険被保険者証再発行に関する書類を記入し、所定の窓口へ。
窓口で書類を提出しそわそわしながら待っていると、ハローワークの職員の方に呼ばれ、こんな一言を言われました。
「山田さんは今まで雇用保険に入っていたことがありませんね~」
…What?
私は思わず固まってしまいました。
だって4年も正社員で働いてて、今まで雇用保険に入っていないというのですから。
毎月の給与から天引きされているため、今の会社に入社してから私は雇用保険に入っているとばかり思っていましたが…ハローワークの方が仰るのなら、そちらの情報の方が確かでしょう。
普通ならなかなか起こりえないことだと思います。
まぁでも悲しきかな、色々といい加減な今の会社なら起こりかねないことと思えなくもない。
はて、そうしたら給与明細に毎月記載され、給与から天引きされている雇用保険料はどこに行ってしまったのでしょうか…?
この日は頭にはてなマークを浮かべたまま、私はハローワークを後にしました。
(時間と交通費とハンコ代を無駄にしました…!)
事実確認のため会社へ電話する
翌日、責任者が確実に捕まる朝一番に会社に電話を入れ、ハローワークであった事の顛末を話しました。
余談ですが、この会社は別の人間を間に噛ませると面倒なことになったり、時間がかかったりするので、責任者への直訴が自分の要求を叶えるための手段としては確実です。
(総務は私の有給休暇の計算を間違え、本来取得できる日数を2日も少なく伝えてきたので基本的に信用していません)
責任者は私の雇用保険未加入の話で驚いたものの、すぐに確認するということで対応してくれることを約束し電話を切りました。
そして数時間後、責任者から折り返しの電話が入りました。
雇用保険未加入の理由と今後の対応について
まず、私の雇用保険未加入の理由は、業務を委託している社労士が加入手続きを行っていなかったため、とのことでした。
恐らく私が入社した頃は会社が倒産してバタバタしていた頃でしたので、それで漏れてしまったということでしょう。
今後の対応としては、基本的に雇用保険に遡って加入できるのは2年までと決められているのですが、今回の場合は特例で雇用保険を支払っていた期間全て加入できることになりました。
責任者が労基の偉い方に掛け合ってくれたそうです。
ただ、雇用保険の加入手続きに時間がかかるため、加入の手続きが終了次第、雇用保険被保険者証について連絡してもらうことになりました。
私から新しい会社の方へ事情を説明し、新しい会社での対応を待ってもらうことになります。
このように会社に問い合わせた結果、特に揉めることなくあっさりと問題は解決しました。
しかし、これは私が次の会社が決まっているから丸く収まった話です。
もし仮に私が失業保険を受け取ることになっていたら…私はどうなっていたんでしょうね。
考えただけで背筋がゾッとします。
ちなみにこの社労士は今回の一件だけでなく過去にも色々やらかしているにもかかわらず、会社が使い続けています。
その社労士を使い続けなければならない理由でもあるのでしょうか?疑問です。
(まぁ私はもう退職するので関係ないですけどね!)
ついでに厚生年金加入についても照会してきた
さて、ここからはちょっと余談です。
雇用保険加入漏れがあったということは、他に何か漏れていても不思議ではありません。
(※普通の会社ではこのようなことはないと思いますが)
父の助言で念のため、私が厚生年金にきちんと加入できているか、についても確認することにしました。
厚生年金加入照会について
厚生年金の加入照会について調べるには
- 管轄の年金事務所へ行き確認する
- 年金ねっとを利用する
の2種類があります。
年金ねっとはインターネット上から自身の年金加入情報を照会できる方法ですが、ログインに必要なIDとパスワードが郵送で送られてくるため、情報を照会できるまでに数日時間がかかります。
今回は急いで年金加入情報を確認したいため、管轄の年金事務所へ行くことにしました。
後々継続的に年金加入情報を確認していきたいなら、年金ねっとの利用も視野に入れておくと良いと思います。
ご自分が住んでいる地域がどこの年金事務所の管轄か、については日本年金機構のホームページから確認できます。
年金事務所での厚生年金加入照会に必要なもの
年金事務所での厚生年金加入照会には、下記のものを必ず用意していきましょう。
- 年金手帳(年金番号が分かっていればOK)
- 本人確認ができる身分証(免許証など顔写真付きのもの、保険証を利用する場合はキャッシュカードなどとの2点確認となります)
厚生年金加入照会してみた結果
窓口が空いていたので、数分で書類を発行して頂き確認した結果、厚生年金には適切な期間で加入ができておりました!
確認するまでは気が気でありませんでしたが、無事に厚生年金の加入が確認できて安心しました。
これで厚生年金まで未加入でしたらシャレにならないですからね。
追記!雇用保険番号の知らせが転職前にやってきた
2月末、あと数日で新しい会社勤めが始まるぞ~?というタイミングで会社の総務から雇用保険加入に関するメールが届きました。
会社の上司と話した日からおよそ12日で雇用保険加入メールが届いたので、役所の仕事の割には案外早く対応してくれるみたいですね。
個人的に驚いたことは、雇用保険被保険者証がPDF形式でメールで送られてきたこと。
メールの方が確かに早いけどさ…あれれ?雇用保険被保険者証の原本はくれないんですね。
あとさ、今回の私が雇用保険未加入だった件は完全にそちらの不手際なのにメール1本、謝罪なしの業務連絡メールはどうなのよ?
…という感じで、ツッコミどころに余念はありません。
こちらの記事を読んでご心配頂いた皆さん、本当にありがとうございました!
これにて私も無事に雇用保険に加入できました。
終わりに
今の会社に勤めていてまぁ色々と(ブログには書けないようなことも含めて)経験させて頂きましたが、改めてネタには事欠かない会社だと感心しました。
何とか今の会社を退職できて良かったと心の底から安堵しております。
皆さんは大丈夫ですか?
雇用保険料が給与から毎月徴収されているからと言って、油断は禁物ですよ?
今回はもしかしたら皆さんにも起こりえるかもしれない、私が雇用保険未加入であったことについてお話しました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。